政府が提唱する働き方改革や、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークを導入する会社が増えています。
しかし、今までとは違う働き方というのは戸惑いがあり、あまり歓迎しない方もいると思います。
テレワークに切り替えると、どのようなメリットがあるのかを解説します。
自由な時間が増える
テレワークに切り替えたときのメリットとして、まずは時間を有効活用できるという点があります。
今までの働き方よりも、自由になる時間が増えるのです。
テレワークになると、まず通勤時間が不要になります。
会社まで5分の所に住んでいる人なら、それほど気にならないかもしれません。
しかし、通勤時間が30分以上かかるという人なら、かなり大きなメリットといえます。
特に、1時間以上かかる人なら、往復2時間以上も自由な時間が増えるのです。
また、テレワークになると1日の仕事量はおおよそ決まります。
そのため、普段から仕事が早く時間を持て余しているという人なら、早々に仕事を終えて終業にすることもできるでしょう。
そうやって浮いた時間は、趣味や家族との触れ合いに費やすこともできます。
また、休息に使ってもいいでしょう。
ゆっくりと休んで、心身ともに健康な状態で過ごすことができるのです。
仕事の集中力アップ
テレワークのほうが、オフィスで働くよりも集中できるというメリットもあります。
集中すれば、それだけ仕事も効率的に消化することができます。
オンラインミーティングも、普段の会議より余計な話がなくなり、短い時間でおわることができるでしょう。
オフィスで仕事をしていると、どうしても他の人の動きがあります。
それが気になって、仕事への集中力が途切れてしまうことがあります。
また、周囲の人から話しかけられれば無視することもできないため、仕事も中断してしまうでしょう。
テレワークなら、周囲に人がいない環境で行えば集中が乱されることもありません。
また、誰かに話しかけられる機会も少なくなり、周囲の話し声もあまりないでしょう。
そのため、普段より集中して仕事に取り組むことができます。
集中できるということは、ミスも少なくなるということです。
いつもは毎回のように書類の修正を求められる人も、１回でOKをもらうことができるようになるでしょう。
その分、修正にかかる時間も節約できるのです。
必要なコミュニケーションに絞られる
テレワークになると、コミュニケーションが減ると考えられています。
しかし、実際に減るのは余分なコミュニケーションです。
仕事に必要なコミュニケーションは、かえって増えるのです。
テレワークになると、コミュニケーションをとる方法チャットやオンラインミーティング、メール、電話などになります。
直接顔を合わせる機会が減るので、コミュニケーションも取りづらいと思う人もいるでしょう。
しかし、仕事に必要なことならしっかりと連絡しなくてはいけません。
そのためのツールとしてチャット等を使用した場合、相手の状況を考慮しなくてもいいので気軽に連絡できます。
都合が悪ければ遅れて返信されるだけなので、手すきになるまで待つ必要がないのです。
また、チャットなどではログが残るので、それを見て教わったことなどはいつでも確認できます。
疑問点なども、見つけやすくなるでしょう。
仕事への姿勢が積極的になる
テレワークは、仕事に対して受け身でいることはできません。
積極的に取り組むようにならないと、効率よく仕事ができないのです。
そのため、必然的に仕事への姿勢が積極的になっていきます。
タスク管理や仕事にかける時間は、自分で管理しなくてはいけなくなります。
そのため、人に言われるまま仕事をするのではなく、自発的に仕事へと取り組む必要があります。
指示待ち人間のままではいられなくなるのです。
その結果、自発的に仕事をする優秀な人間になっていきます。
そうなると、会社からの評価も高くなるでしょう。
自分だけではなく、会社にとってもメリットがあるのです。
モチベーションが向上する
テレワークが導入された会社で働く従業員は、仕事への満足度が比較的高いといわれています。
そのため、仕事に取り組む姿勢も変わってくるのです。
自分で仕事をする時間も調整できるので、ライフワークバランスも整えやすくなります。
特に、育児や介護と仕事を両立させている場合、時間の調整というのは非常に重要なものとなります。
それができる仕事環境は大切なので、モチベーションもアップするでしょう。
それは、仕事の効率化にもつながります。
より良い仕事ができることで、さらにモチベーションも向上するという連鎖が起こるのです。
まとめ
テレワークへと切り替えることで、このように様々なメリットがあります。
テレワークが苦手という人もいるでしょうが、多くの人にはメリットが大きい方法です。
会社も、テレワークを導入することで社員の仕事環境を向上させることができるでしょう。
まだテレワークを導入していない会社では、積極的に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
